ボード線図の線を任意の色にする /How to make the lines of a bode diagram any color specified by RGB

bodeを使用する際、rgbmrckでいろを指定することは可能ですが、16進数やRGBで指定する任意の色にも変更可能ですか？

How to make the lines of a 'bode' any color specified by RGB

Answer 1

[Akira Agata]

bode 関数で生成されるボード線図は Line オブジェクトで構成されています。

このため、findobj 関数で Line オブジェクトを抽出してプロパティをセットすることで対応可能です。

具体的には以下のようになります。

% サンプルのボード線図を作成
H = tf([1 0.1 7.5],[1 0.12 9 0 0]);
bode(H)

% Lineオブジェクトを抽出
h = findobj(gcf, 'Type','Line');

% 線の色を16進数で指定
set(h, 'Color', '#FF00FF');

[ayumi obitsu]

返信ありがとうございます。

この方法を使用するボード線図の線の色を変更できたのですが，凡例と色が合わなくなってしまいます。

追加の質問のようになってしまうのですが，教えていただいた方法で凡例の色と合わせる方法もご教授いただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

[Akira Agata]

legend 関数の第１引数に、対象となる Line オブジェクトを指定することで対応可能です。

たとえば先のプログラムを実行すると、h として 4 つの要素を持つ配列が生成されると思います。それぞれの中身を確認頂くと、YData の値から h(3) が位相、h(4) がゲインの Line オブジェクトであることが分かります（たとえばコマンドラインで h(3) と入力すると、h(3) のプロパティを見ることができます）。

そこで、以下のようにするとそれぞれに凡例を入れることができます。

% サンプルのボード線図を作成
H = tf([1 0.1 7.5],[1 0.12 9 0 0]);
bode(H)

% Lineオブジェクトを抽出
h = findobj(gcf, 'Type', 'Line');

% それぞれの線の色をRGBや16進数で指定
h(3).Color = [0.5, 0.8, 0];
h(4).Color = '#FF00FF';

% 凡例を表示
legend(h(3), '位相線図');
legend(h(4), 'ゲイン線図');

[ayumi obitsu]

返信ありがとうございます。

この方法を使用するボード線図の線の色にあった凡例を表示させることができました。ありがとうございます。

伝達関数がH1, H2と複数ある場合，通常であれば

legend('H1のボード線図', 'H2のボード線図')

とすることで凡例を表示可能であると思います。今回ご教授頂いた方法を，複数の伝達関数に応用することは可能でしょうか。

何度も申し訳ありません。

何卒よろしくお願いいたします。

[Akira Agata]

はい、複数の伝達関数に応用することも可能です。

ただ、これまでの方法では、伝達関数が増えるほど findobj で抽出される Line オブジェクトの数が増えるため、どれがどの伝達関数のものか分かりにくくなります (伝達関数 2個程度であれば問題ありませんが)。

どの伝達関数のものかを識別するには、たとえばまず最初にラインの色を 'r' や 'b' のような分かりやすい色に指定してボード線図を描いておいて、その後 findobj で「赤色の Line」「青色の Line」をそれぞれ抽出するのが良いかと思います。以下はその一例です。

% サンプルのボード線図を作成
H1 = tf([1 0.1 7.5], [1 0.12 9 0 0]);
H2 = tf([1 0.2 6.5], [1 0.12 9 0 0]);
bode(H1, 'r-', H2, 'b-')

% それぞれの色の Line オブジェクトを抽出
hl1 = findobj(gcf, 'Type', 'Line', 'Color', 'r');
hl2 = findobj(gcf, 'Type', 'Line', 'Color', 'b');

% 線の色を16進数やRGBで指定
set(hl1, 'Color', '#FF00FF');
set(hl2, 'Color', [0.5, 0.8, 0]);

% 凡例を表示
legend([hl1(1), hl2(1)], {'位相線図 1', '位相線図 2'});
legend([hl1(2), hl2(2)], {'ゲイン線図 1', 'ゲイン線図 2'});

[ayumi obitsu]

ありがとうございます。

理想のボード線図を描けました。