Simulinkシミ​ュレーション実行中に​Simscapeのパ​ラメータを変動させた​い

Simscapeを用いて回路特性のシミュレーションモデルを作成しているのですが、抵抗やコンデンサをシミュレーション時間に応じて可変させたいと考えております。 例えばシミュレーション開始5秒後に抵抗の値を10MΩから100MΩに変動させたり,シミュレーション開始5秒後に抵抗の値を10MΩから100MΩに5秒間で線型的に増加させたりしたいです。 自分でも色々調べてみて,パラメータを文字でおいて,MATLABのワークスペースから値を取得できるようにはしてあります。 環境は2018aを使用しています。 宜しくお願い致します。

Answer 1

[Atsushi Matsumoto]

Simulink/Simscapeのパラメータは実行途中に連続的に可変させるのには適しておりません。 &nbsp

抵抗の抵抗値やコンデンサのキャパシタンスを可変させたいのであれば、代わりにElectronics/Passive DevicesにあるPotentiometerブロックやVariable Capacitorブロックを使ってみてはいかがでしょうか？

[Motoki Mizusako]

回答ありがとうございます。最終的にコンデンサの式C=εS/dの式のパラメータを変動させることでCを変動させたいと考えております。教えていただいた方法ですと、RやCのパラメータを変動させることはできますが、式中の変数を可変させてRやCを変動させるのは難しいと思っております。 僕のイメージとしてはSimulinkでのシミュレーション時間を用いて1ステップ毎にMATLAB中でパラメータを変動させ、結果をSimulinkに反映できないかと考えています。 宜しくお願い致します。

[Atsushi Matsumoto]

具体的にどのブロックのどのパラメータを可変させたいのか教えてもらえませんか？

Simscape/FoundationのCapacitorブロックですと、静電容量（C）、直列抵抗、並列コンダクタンスのパラメータがあります。

[Motoki Mizusako]

コンデンサの式,C=εS/dのdを可変させた場合やR=ρl/dのdを可変させた場合の出力電圧の応答を見たいと考えています.ここでdは時間変動するパラメーターと考えています。なのでそもそもSimscapeを使わずにMATLAB Functionでシミュレーション時間tを取得して計算させた方が早いのかなと考えています。宜しくお願い致します。

[Atsushi Matsumoto]

Variable Capacitorブロックの入力はCですが、図のようにεS/dを計算して入力してやれば良いのでは？

[Motoki Mizusako]

ありがとうございます。いただいたモデルを動かして見ましたが、実現したいモデルに近いことが実現できそうです。これと同様にVariable Resistanceを配置してシミュレーションして見ます。 このモデルではSをεとdで分けていますが,掛け算と割り算のブロックで表現すればCが算出でき、それをVariable Capacitanceの入力に用いているという理解でよろしいでしょうか。

[Atsushi Matsumoto]

はい。そのとおりです。

[Motoki Mizusako]

ありがとうございます。ご教示いただいた方法でシミュレーションモデルを作ってみます。丁寧に教えていただきありがとうございました。

Answer 2

[Hiroumi Mita]

Simulinkの標準機能であるSimstateは、モデルのパラメータを変更し、システムの状態量を継続して シミュレーションを再開できます。

これはSimscapeにも対応します。 この機能をうまく使うことで、ご所望のことは実現できると思います。

次の手順を踏んでみてください。

【手順】 (1) Simstateをdocで調べる。

(2) Simscapeの簡単なモデルで練習する。

(3) 該当のモデルで試してみる。