ライブイベント

建機、農機、産業車両業界向けオンラインセミナー

開始時間 終了時間
2025 年 11 月 18 日, 00:00 EST 2025 年 11 月 18 日, 02:30 EST

概要

本セミナーでは、建機・農機・産業車両開発における最新の技術動向として、MBD・1D CAE・シミュレーション環境を活用した効率的な車両開発や、業界のリーダーによるMBDを活用した新機種開発の事例などをご紹介いたします。          
開発の効率化やモデル活用などの課題を抱えている建機・農機・産業車両開発に携わるエンジニアおよびマネージャの方は是非ご参加ください。

※本セミナーは、2025年9月30日に大阪で開催された「第10回建機、農機、産業車両業界向けセミナー」で録画されたセッションを抜粋して放映するものです。

ハイライト

  • 最新技術動向と市場トレンド
  • 業界リーダーによる講演
  • MBDを活用した、自動化・自律化に向けた開発

講演者について

井田 裕介 
株式会社クボタ 機械総合研究ユニット 機械研究開発第二部 
油圧技術を用いたロボットに関する研究で修士号を取得後、2019年に株式会社クボタへ新卒入社。新コンセプト農業機械の開発、新技術実現に向けた制御領域の先行研究に従事。2020年から傾斜不整地走行車両KATRの開発を開始し、システム検討から制御アルゴリズム構築、ECUへの組み込みソフトウェア作成まで幅広く担当している。MATLABはデータ解析やシミュレーションだけでなく、事務作業の効率化等多岐にわたって活用している。 
 
小林 昇洋 
MathWorks Japan アプリケーションエンジニアリング部(産業用機械担当) プリンシパルアプリケーションエンジニア

自動車業界にてモデルベース開発の主にシミュレーション業務に従事。2014年に​MathWorks Japanに入社し、様々な業界での​モデルベースデザインの適用を支援。近年は、産業用車両及び、機器に注力。​メカ・エレキ・制御など含むマルチドメインシミュレーションの技術領域を幅広く担当。

新井 克明​ 
MathWorks Japan アプリケーションエンジニアリング部 アプリケーションエンジニア

機械メーカーにて産業用ディーゼルエンジンのECU開発業務に従事したのち、2013年からMathWorks Japanにてアプリケーションエンジニアとして活動。机上シミュレーションからリアルタイムシミュレータによるRCP/HILS環境構築まで、モデルベース開発フロー全体の導入支援を様々な産業分野の顧客に向けて提供している。

草野 駿一​ 
MathWorks Japan アプリケーションエンジニアリング部 シニアアプリケーションエンジニア

電波によるリモートセンシング、およびリモートセンシング画像解析を専門に学位取得。2013年から航空測量会社にて、衛星リモートセンシング画像解析、技術開発に従事。2019年に MathWorks Japan に入社し、アプリケーションエンジニアとして主に画像処理、信号処理、ディープラーニング、レーダ、自律ロボットに関係する技術領域を担当している。

アジェンダ

時間 タイトル

時間

タイトル

14:00-14:30

中山間部作業の未来を変える! MBDツールを駆使した前例のない新機種開発

株式会社クボタ 井田 裕介

中山間部の農業や土木工事の現場では、従来の4輪車両やクローラでは対応できない傾斜不整地が多く、人力作業が依然として主流である。そこで、動物の脚のような機構と力制御技術を融合させ、世界初の傾斜不整地走行車両(KATR)を開発した。本機はハード・ソフト共に新規性が高く、システムも複雑であるため、Model-Based Designツールを活用して開発を進めた。この事例を昨年のMATLAB EXPOで紹介したところ、多くの反響をいただいた。今回は、より詳しい開発の舞台裏や最新情報を紹介する。また、建機・農機・産業車両業界の皆様と現状の課題を共有し、新機種開発の促進と業界のさらなる活性化を目指したい。

14:30-15:00

システム視点での1D-CAE活用とDILSへの展開

MathWorks Japan 小林 昇洋

建機・農機・産業用車両の開発では、制御、油圧、電動化など多分野にまたがる設計判断が求められます。本セッションでは、1D-CAEによる機構・制御連携モデルの構築から、DILS(/HILS)を活用した実機レスでの設計検証まで、開発プロセスに沿ったシミュレーション適用の全体像を紹介します。複雑な仕様検討や試作削減の中で、システム視点のモデル活用がどのような価値をもたらすのか、簡単なデモを交えて紹介します。

15:00-15:10

Q&A + 休憩

15:10-15:40

オフロード車両開発の実機試験・計測業務で使える製品機能ダイジェスト

MathWorks Japan 新井 克明

複雑化するオフロード車両の開発において、机上シミュレーションを活用したモデルベース開発は設計アプローチとして有効な手法ですが、実機試験の運用や試験データ解析の効率化も、開発業務の推進において重要な要素となります。このようなニーズに対して、MATLAB、Simulinkおよび各種アドオン製品は、汎用ハードウェアによる制御プロトタイピングから車載CAN通信をはじめとした測定データの解析まで、様々な試験業務を効率化する機能を提供します。このセッションでは、試験・計測業務で使えるMathWorksの製品および機能をダイジェストでご紹介します。

15:40-15:50

Q&A + 休憩

15:50-16:20

まずはできるところから:仮想環境で試せる建機・農機の自律化

MathWorks Japan 草野 駿一

建機・農機業界では、労働力不足や安全性向上の観点から自律化への関心が高まっています。

本セッションでは、カメラやLiDARを活用した車両周囲の認識や、移動経路の生成・制御といった自動化・自律化に役立つ技術を、デモンストレーションを交えてご紹介します。さらに、実機を使わずに試行錯誤できる3Dシミュレーション環境を活用し、開発や検証を効率化する方法についても解説します。お持ちの課題や現場の状況に合わせて、まずはできるところから試してみませんか?

16:20-16:30

Q&A

対象製品

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